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21歳の誕生日を間近に控えたある日。
頭の中に描いた9年間は次のようなものだった。

序盤の3年間
21歳 大学2年の1年間 できるだけ多くの建築を見にいく。
22歳 大学3年の1年間 設計事務所でバイトをする。
23歳 大学4年の1年間 設計事務所に就職を決める。

中盤の3年間
24歳 社会人1年目 とにかく実務を覚える。
25歳 社会人2年目 自分の働き方を確立する。
26歳 社会人3年目 一級建築士の資格をとる。

終盤の3年間
27歳 社会人4年目 独立。事務所の基礎を固める。
28歳 社会人5年目 できるだけ多くの人と会う。
29歳 社会人6年目 所員を雇う。

この計画を実行することができれば、
30歳になった時に、自分の事務所の土台ができているだろう。
そうすれば、なんとか僕も「30にして立つ」ことができるはずだ。
と、当時は思っていた。

そうしていま、29歳を目前にしている。
8年前に立てた計画は少し前倒しになりながら実行することができている。
多くの人に出会い、多くの人に応援され、多くの人に支えられながら。

ただ、満足かと問われれば、決してそうでは無い。
もっといけるはず。もっとできるはず。という思いが常にある。
年を重ねるごとに、人に出会うごとに、
やりたいこと、やらなくてはならないことが増えていく。

そんな日々は楽しいし、とても幸運なことだと思う。

20代最後のこの一年間は、
9年計画の集大成であり、次の10年間のための礎になる。
ひとつひとつの仕事を大切にし、人との出会いに感謝をしながら、
秋山立花という事務所を大事に育てていきたい。

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