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屋号について 1

2010.03.15

「秋山立花って変わった名前ですね」
「立花さんという方と一緒にやられているんですか?」
「あきやまりっかというお名前でしょうか?」

名刺交換をさせていただくと、このような事をよく言われる。
確かにそう思うだろうなと自分でも思う。

「良いお名刺ですね。ところでこの秋山立花というのは……」
というところから会話が始まるので、
良いきっかけ作りをしてくれている屋号だと言えなくもない。

いつも同じ説明をさせていただいているのだけれど、
秋山というのは、父方の姓で、
立花というのは、母方の姓である。

立花家は僕の母親と叔母の姉妹だったので立花の姓を継ぐ人間がいなかった。
現代では、何か特別な理由がないかぎり、
姓を継ぐ人間がいないことが大きな問題になるということはないと思う。

秋山家も立花家もそれはそれは慎ましい一般家庭なので、
やっぱり問題にはならなかった。

しかし、である。

何かが消える。
何かがなくなる。
というのは、なんとなく物悲しい。

それがどんなに些細なことであっても、考えさせられてしまう。
それは本当になくなってしまっていいものなのだろうか、と。

そうして考えた結果、事務所の屋号として立花も残すことにした。

残したからどうだということはないけれど、
何らかの形で残せてよかったと、ほっとしている自分がいる。

そもそも、僕という人間は秋山家と立花家があったからこそ
この世に生をうけたわけだから、
「秋山立花」は僕自身を表すもっとも適した屋号かもしれない。

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