富士十字プロジェクト@亘理町2
2012.03.05|いつものことながら、
0泊2日で宮城県亘理郡亘理町に行ってきました。
震災復興支援「富士十字プロジェクト」です。
いま、富士十字プロジェクト@亘理町は、
亘理町の旨い農水産をどうやって、都心にアピールしていくか?
ということを現地の方々の団体「亘理AKB」さんと一緒に考えています。
(しつこいようですが、某アイドルグループとは一切関係ございません)
まったく建築とは異なる分野なのですが、
生きるための根幹である「食」に関わることなので、
同じく生きるための根幹である「住」に携わる人間としては、
勝手に親近感と問題意識をもって、取り組んでいます。
今回の打合せでは、
亘理町でやる気と実力のある農家さんのお話を聴けて、
なおかつ、いろいろと農産物をご馳走になり、
おいしい思いをして参りました。
亘理町は「はらこ飯」に代表される、水産が有名ですが、
りんごやいちごなど「農」もすごい実力派です。
とりたてのいちごを食べさせてもらったんですが、
甘さといい、酸味といい、色艶といい、
いままで食べていたいちごは何だったのかと思うほどです。
ぷりぷりのいちごの表面に歯をたてた瞬間に、
豊かな甘みとさわやかな酸味をもつ果汁がじわっと、
口の中に流れ込んできます。
ご馳走されたので、
調子にのって、ひとりで2パック近く食べてました。
水産業に携わっている方々と同様に、
農業に携わっている方々も今回の震災で大きなダメージを受けました。
根本となる農地が浸水してしまった農家さんが多く、
再建への道はまだまだ長いです。
鳥の海にあった「わたり鳥の海温泉」には、
そんな亘理町の物産を集めた「ふれあい市場」があったのですが、
ここも津波で壊滅してしまいました。
いまは、なんとか出荷できる方々が、
仮設の「荒浜ふれあい市場」で農水産を販売しています。
富士十字プロジェクトでは今後、
亘理AKBさん、ふれあい市場さんと協力をして、
亘理町のおいしい食材、食品を、
気軽にみなさんに購入していただけるようにしていきます。
亘理町に来て思うのは、本当に農産も水産もおいしいということです。
震災の復興ということだけではなく、将来の亘理町のために、
「亘理町」=「旨いものの宝庫」というイメージを
みなさんに持ってもらって、
亘理町の農業、水産業に光をあてて行きたいと思います。