人ひとりでは
2011.10.17|人はひとりでは生きていけないというのは本当にその通りで、
それは職業にも言える事だと思う。
「建築家」なんてものはその最たるものなんじゃないかなと、
個人的には思っている。
なんにせよ、まずは設計を依頼しようというお客さまがいないと、
そもそもが成り立たないわけだけど、
実際に建築を施工する職人さんたちや、
確認申請をチェックする役所の人、
同じ建築家でも構造の建築家と設備の建築家、
建材メーカーの人たち、
もっと言うとガスや電気の会社で働く人たちなどなど。
どんなに小さな建築物でも、すごい数の人が関わってできているわけです。
建築家がひとり、事務所の椅子にふんぞり返っていても、
ようは、何もできない。
とある少年漫画の主人公がこんなことを言っていた。
「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!!!
航海術も持ってねェし!!!
料理も作れねェし!!ウソもつけねェ!!
おれはたすけてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
そう、だから仲間が必要で、仲間が大切なのです。
僕がいま関わっている、ひとつひとつの建築もそうだし、
「81年会」や「富士十字プロジェクト」や「子育て支援事業」も
仲間がいるからこそやれている。
僕ひとりではない、みんなの力が必要だ。
秋山立花の力の源泉は、そんな仲間たちだと思う。