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久しぶりに、建築のお仕事の話。

「建築家」というと華やかなイメージを持たれる方も多いですが、
実際は地道で、一歩一歩時間のかかる作業を
根気よく続けていくということが多い仕事です。

先日、とある案件で、指定確認検査機関
(建築物を建てる時には事前にその建築物が法律に適合していることを
定められた資料にして、届出をしなくてはいけません。
指定確認検査機関とは国に認められた、届出先の検査機関です。)
の担当者の方と建築基準法の解釈で齟齬がでました。

あしかけ3日間。
建築基準法の法令集を片手に、地道に法解釈を説明。

結果として、担当者の方の思い込み違いが原因で、
法律にしっかりと適合しているということを証明することができたのですが、
条文ひとつのために説明のための資料を作成したり、
噛み砕いて分かりやすく法律を説明できるような言い回しなどを
考えたりして、多くの時間を費やすことになりました。

ただ単にデザインをするのではなく、
こうした地道な作業やコミュニケーションの連続。
それこそが、建築家の主な仕事と言っても言い過ぎではありません。

 

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