富士十字プロジェクト打合せ@仙台 その1
2011.08.22|先週の19日は、本当に良い出会いに恵まれた1日だった。
富士十字プロジェクトのプレゼンと、
現地の同年代経営者と意見交換をするために、
朝6時台の新幹線で仙台へと向かった。
仙台駅では、
今回の震災を機に、東京で勤めていた会社を退社して、
地元・亘理町で起業をしたという、
心意気溢れる F 君が待っていてくれていた。
その F 君の紹介で、
仙台のNPO法人 生活習慣改善センターの冨澤さん
亘理町長議会議員 島田さん
F 君のご親族の方を含め、亘理町の方々
にお会いできた。
まずは真剣に僕たちの話を聴いていただけたことに、
深く感謝をしたい。
みなさんが、
富士十字プロジェクトに可能性を見いだしてくれて、
惜しみないご協力を約束してくれたことが嬉しかった。
亘理町は被災地の中でも瓦礫の撤去が進んでいる。
これだけの瓦礫を生み出した今回の震災の大きさに、
改めて、自然の恐ろしさを思う。
波に飲まれながらも、
その場で持ちこたえていた浪切地蔵尊にて、
今回ご同行してただいた僧侶の宮田さんに読経をしていただく。
震災前はあったはずの上屋は、見る影もなかったけれど、
こうしてお地蔵様が無事であったことは、
亘理町の方々にとっても嬉しい事だったと思う。
宮田さんには行く先々で、
富士十字プロジェクトの一環である『ポケット仏壇』の
ご説明もしていただいた。
『ポケット仏壇』は
仮設住宅の限られたスペースでも、
場所をとることなく置く事ができる手帳タイプの仏壇だ。
簡易的なものではあるけれど、
少しでも心の拠り所となってもらえたらと思う。
亘理町では「はらこ飯」の話で盛り上がった。
10月から漁が解禁になる鮭を使った、郷土料理である。
各家庭でそれぞれ味が違うらしく、
「どこのはらこ飯が一番おいしいですか?」と訪ねると、
「うちのはらこ飯が一番だな」という答えが必ず帰ってくるらしい。
僕は一度も食べた事がないので、
味は想像するしかないのだけれど、
話を聴いているうちに、本当に食べたくなってくる。
ということで、
10月になったら81年会で亘理町を訪れようと思う。
みんなで、腹一杯にはらこ飯を食べるのだ。
もちろん、ちゃんと代金をお支払いする事で、
漁業への支援にも一役買える。
嬉しそうに、我が家のはらこ飯を自慢するみなさんのことを思い出すと、
今にも、お腹が減ってくるから困ったものだ。
10月に訪れるのが今から待ち遠しい。