霊園・お墓

墓地と地域の共存を目指す、今までとは異なるアプローチでの提言。

「3つの共」

「3つの共」についての詳細

  • 共感

    地域を愛せる霊園が欲しい。

  • 共創

    建築家、市議会議員、大学生。

  • 共有

    地域の思いの場となる霊園整備のモデル。

「3つの共」についての詳細

都市とお墓の関わりについての再考

お墓はなぜ、嫌われ者になってしまうのでしょうか?

お墓は私たちのご先祖様が眠るとても大切な場所です。しかし、新しく墓地ができるとなると、ほぼ確実に地域から反対の声が立ち上がります。

どうすれば、地域と共存できる墓地整備ができるのか。

それがこのプロジェクトのテーマでした。

横浜市ではお墓を持ちたいのに、お墓の数が足りなくて入れない。という現実があります。そこで、新たな市営墓地の整備が議題に上がりますが、懸念されるのは前述の通り、その予定地の周辺に住む方々の意向です。

お墓が近くにあるという心理的な抵抗感。お墓参りによる渋滞が起きるのではないかという疑念。お供物を狙うカラスや虫が発生するのではという懸念。

そうした声に一つ一つ答えることができる提案を横浜国立大学の学生たちとともに、横浜市に提案をし、基本計画の中に取り入れられて実際の整備に活かされることになりました。

詳細はページ下部のPDF「深谷通信所跡地利用基本計画」を参照

横浜国立大学の学生の皆さんとのプレゼン風景

お墓にまつわる課題は年々大きくなってきています。

都市部への人口集中による都市の墓地不足と、地方のお墓の墓じまいは表裏一体の課題です。少子化によって無縁仏も増えていきますし、一人のこどもが将来管理をしなくてはいけないお墓の数も増えます。地方のお墓が少なくなっていくということは、その地域のお寺が消滅していくということです。

先祖を弔い、先祖に感謝する場であるお墓。
生きることと死ぬことを教えてくれる場であるお墓。
これからも考え続けていきたいテーマの一つです。

メディア掲載

  • 2015年3月17日 毎日新聞
  • 2015年3月7日 神奈川新聞