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初めて、横浜の弘明寺に降り立った。
地下鉄の出口からでると、
そこは大きなアーケードのかかった商店街。

歩いて行くと、その活気にびっくりしてしまう。
こんなに元気な商店街が横浜にあったんだなと、
いまさらながら、自分の知識のなさに恥じいる。

古刹弘明寺の門前町がそのまま残って商店街になったのかと思いきや、
正式には戦後の闇市が発祥らしい。
もっとも、横浜最古とされる観音様なのだから、
戦前も大いににぎわっていたことだろう。

戦後の闇市が発祥といえば、
地元戸塚駅前の旭町商店街もそうである。

ただ、こちらは弘明寺とは異なり、
再開発によって今は残っていない。

商店街にあった店舗はその多くが
再開発された駅ビルの中に入居してはいるが、
もちろん「商店街」という雰囲気は微塵も感じられない。
ひとつひとつの店舗の佇まいは、
まるでサイズ違いの服を無理矢理着せられているように違和感がある。

どちらの方が歩いていて楽しいか、と聞かれたら、
間違いなく弘明寺の商店街だし、昔の旭町商店街だ。

もちろん、様々な理由と様々な要因があって、
現状に至っている訳だから、
一概に良い悪いを言う事はできないのだけれど、
残っているものと、もう消えてしまったものを考えると、
ひどくもったいのないことをしているのではないかと思ってしまう。

なにはともあれ、
弘明寺商店街は本当に歩いていて楽しかった。
時間があれば、一店一店じっくりと眺めながら歩いてみたい。

仕事の要件が終わった後に、観音様にお参りをして商店街を後にした。

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