横浜市を走る相鉄線。
瀬谷駅の駅前に新設された商業ビルの3階に保育園を計画しました。
廊下を極力なくし、部屋と部屋の連なりによって、ひと繋がりとなり、回遊性のある空間構成を目指しました。
どこまでも繋がっていく空間の中でも、それぞれの部屋の境界にある家形のフレームで部屋の切り替えを意識できるように。
別れていないけれど、ちょっと変わる。
奥まで見渡せるところもあれば、奥に何があるのかなと思わせるところもある。
部屋を巡る時々で、ちょっとした空間の変化を感じてもらえるように設計しています。
家型フレーム越しにとなりの部屋をながめると、こっちの世界とあっちの世界、ちょっと違う世界かもしれない。そんなことを思ってくれたら嬉しいです。
3歳から5歳のこどもたちは、思いっきり室内でも運動できるように。
0歳から2歳のこどもたちは、落ち着いて日々を過ごせるように。
繋がっていても、それぞれの年齢に合わせた空間になるように部屋を配置しています。
ビルのテナントという制約の中でも、こどもたちがのびのびと健やかに、日常を過ごせる。
おもいっきり体を動かせる。
こどもたちの元気な姿を見ることができる保育園になったと思います。