建築の設計

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鉄骨造のビル住宅リノベーション

  • 令和2年7月
  • 神奈川県横浜市
  • 写真:鳥村鋼一写真事務所

商店街の一角。

両脇に建物が密接し、裏手には川が流れている。

3階建ての鉄骨造のビルの2階と3階部分を4人家族のための住居にリノベーションをしたプロジェクトです。

室内を解体したときに、今まで隠れていた躯体のスチールが現れました。このスチールをまた石膏ボードの下に隠してしまうのではなく、ここに住む家族に見せてあげることが、この建物への礼儀なのではないかと感じました。

黒く塗装し、力強さを増したスチール。

その力強さに負けないように、木目の荒いラワン合板を合わせると、不思議とスチールの表情が柔和に感じられます。

スチール

ラワン合板とオークの木目

表情のあるタイル

それぞれの素材は、少々無骨で荒々しい表情をしているのに、全体としては柔らかな印象の空間になります。

素材の個性を消すことなく、統一感のある空間になりました。